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アルツハイマー型認知症
こんにちは!毎日寒いですね、皆さんお元気ですか 😀
以前にも認知症についてお話ししていますが、本日は認知症の中でも最も多い、アルツハイマー型認知症についてお話しします。
初期(1〜3年)には海馬や側頭葉の萎縮が始まり、新しいことが覚えられない記銘力障害、年月日の感覚が不確かになる見当識障害が出現します。また、物盗られ妄想や被害妄想が出現し、少しずつ生活上の障害が生じてきます。
中期(2〜10年)には頭頂葉の萎縮も始まり、失語、失認、失行などが起こります。また、新しいことだけではなく、古い記憶も障害されます。
後期(8〜12年)には前頭葉、後頭葉を含む脳全体が萎縮し、最終的に無動・無言となります。
頭部CT、MRIにて側頭葉を中心とする大脳皮質の萎縮や脳溝や脳室の拡大がみられ、SPECT、PETにて頭頂葉や側頭葉の血流低下がみられます。
根治療法はまだ確立されておらず、認知機能低下の改善や精神症状に対して薬物療法が行われます。
ただ昨年、アルツハイマー型の新薬が正式に承認されました ❗
これは、アルツハイマー病の脳に蓄積される、アミロイドβというタンパク質を取り除くことができ、症状の進行を抑えることができます。
アルツハイマー病の原因物質に直接働きかけ取り除くための薬が国内で承認されるのは初めてです ❗❗
日常生活に制限のない健康寿命が平均寿命に近づくことがとても大切なことだと思います。そのための一角ではありますが、新薬が少しでもアルツハイマー型認知症の患者のためになることを願っています!
ではまた 🖐️